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広報さばえ 令和元年5月号 通常版

ふるさと散歩道

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福井県鯖江市

第294回ー通史編 現代(2) 農地改革

農地改革とは、地主制度を解体し自作農を増やそうとするものです。すでに戦前の日本政府内において立案されていましたが、戦後、GHQが日本の農地制度が軍国主義の根源であったとみなし、日本政府に対し農地改革を指示したため実現されたのです。
具体的には、不在地主(農地のある農村に住んでいない)の農地全てと、在村地主(農村に住んでいる)の農地のうち一定面積(一町歩以上)を政府が強制的に買い上げ、これを小作人に安く売却するものでした。この改革によって、全国で約200万町歩(ちょうぶ)の小作農地が再配分され、自作地の割合は戦前の54パーセントから90パーセントに増加したのです。鯖江市域で昭和20年における自作地の割合が全農地の46パーセントであったのに対し、改革後の昭和26年には83パーセントに上昇しました。
GHQは農業組織の民主化をも指示し、昭和23年には農業者の相互扶助組織である「農業協同組合」が、農地改革が完了した昭和26年には行政委員会である「農業委員会」が発足し、改革で新たに誕生した多数の自作農を支えていくことになったのです。(文化課 前田清彦)

鯖江市に関する郷土資料などを紹介します。ふるさとの歴史を散歩しているような気分でご覧ください。

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