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広報さばえ 令和元年6月号 通常版

ふるさと散歩道

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福井県鯖江市

第295回ー通史編 現代(3)配給とくらし

戦争が終わっても食糧不足と配給制の継続、さらにインフレ(物価高騰)による苦しい生活は長く続きました。
昭和21年11・12月に『福井新聞』が今立・丹生郡下の主婦に行ったアンケートでは、95%もの主婦が「調味料不足が最大の悩み」と答えており、塩や醤油など食糧保存に不可欠な品の入手にも苦慮していた様子が伺えます。また、都市部で生活する人々は、農村に出向いて高価な着物と食糧を交換したり、ヤミ業者から購入したりすることで命をつないでいる状態でした。さらに、昭和22年9月には、衣料配給制度及び衣料切符規則が公布され、戦前同様に衣料品は切符がなければ購入できなくなりました。
地震・大雪・豪雨などの天災も繰り返し鯖江を襲い、昭和28年9月の台風13号では白鬼女橋(しらきじょばし)・吉川橋(よしかわばし)が流出して、各地の収穫間近の水田が被害を受けるなど、試練は続きました。
災害に備えるため河川や国道の改修が急がれるなか、福井市から鯖江町を通過する国道(国道417号)の改修は昭和29年に完了しました。
この頃になると食糧事情とインフレはようやく改善し、にぎわいを取り戻した西山公園には花見客や花火客が集い、平穏な日常が人々のもとに帰ってきました。(文化課 藤田彩)

鯖江市に関する郷土資料などを紹介します。ふるさとの歴史を散歩しているような気分でご覧ください。

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