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広報さばえ 令和元年8月号 通常版

認知症~今と未来をみんなで創ろう~1

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福井県鯖江市

■5人に一人が認知症に
高齢化が進む日本。2025年にはいわゆる「団塊の世代」が75歳以上となり、介護が必要な人も多くなると予想されています。
市も同様に年々高齢化が進み、2019年には75歳以上が7.4人に1人となり、2025年には6.1人に1人となる予測がされています。これに伴って認知症高齢者数も増えており、平成24年4月から平成31年4月の7年間で1.3倍に増えています。
このような中、認知症は早期発見・早期治療がとても重要ですが、いまだ認知症の疑いがあっても受診していない人が多いのが現状です。

認知症は決して「他人事」ではありません!一人ひとりが「自分事」として考えましょう。

◆〈医療で支える〉認知症初期集中支援チーム

〈認知症初期集中支援チームとは〉
認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けられるように、認知症の人やその家族に早期に関わり早期診断・早期対応に向けた体制を構築することを目的として、複数の専門スタッフが認知症が疑われる人や認知症の人およびその家族を訪問し、情報収集、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的(おおむね6カ月)に行うチームのこと。

◇認知症かなと思ったらまずは相談
認知症になると、もの忘れが目立ってきたり、言葉がなかなか出てこなくなったり、入浴や食事の支度、着替えなどがうまくできなくなります。認知症の中には、もの忘れよりも幻視(ないものが見える)の症状が先に出てくるものもあります。家族や周りの人に、このような認知症と思われる症状が出て日常生活になんらかの支障をきたすようになっている場合は、まずかかりつけ医や地域包括支援センターに積極的に相談してください。
認知症だと思っていた症状が、実はうつ病だったり、甲状腺疾患の症状や内服している薬の副作用だったりすることもあります。なるべく症状が悪化しない早い時期に相談することが大切です。

◇認知機能の低下だけが認知症ではない
認知症は、もの忘れなどの認知機能の低下、日常生活能力の低下が主な症状ですが、中には自分で失くしたものを身近な人に盗られたと訴えるなどの「ものとられ妄想」が現れたり、日常のささいなことでも怒りっぽくなり、時には興奮して暴力的になったりすることがあります。そうなると家族など周囲との関係も悪化し、必要な支援も受けづらくなります。また寝ぼけたように意識がもうろうとして、幻覚やつじつまの合わないことを言って興奮する「せん妄」という状態も認知症になると起こりやすくなります。こんな時は、周りの人ができるだけ早くかかりつけ医や地域包括支援センターに相談してください。

◇必要な支援を適切に早期に受ける
地域包括支援センターで何らかのサポートが必要だと判断された場合、認知症初期集中支援チームにつなぎます。
同チームでは、チーム会議を開き、個々の状態に応じて医療や介護の必要性について検討し、必要に応じてより正確な診断や治療のために、かかりつけ医と連携して専門病院へ紹介することもあります。早い段階から適切に、医療や介護に繋げていくことにより、問題が大きくなる前に、その人に求められる必要な支援を考えていくことが可能になります。

◎「もの忘れ検診」を知っていますか
できるだけ早い段階で認知症を発見し、適切な治療やケアができるよう「もの忘れ検診」を実施しています。もの忘れが気になる人は、まず「健康チェックリスト」を受けましょう。
対象者:市内在住の65歳以上の人
費用:無料
検診方法:記入した健康チェックリストを地域包括支援センターへ提出します。チェックの結果、認知機能低下の項目に該当した人には結果票が送付されるので、医療機関で「認知機能に関する簡易検査」を受けます。その結果、精密検査や治療が必要と判断された場合は専門の医療機関を受診してください。
※健康チェックリストは、今年65歳になる人には誕生月の前月末に届く介護保険証に同封しています。今年71、74、77、80、83、86、89歳で介護保険の認定を受けていない人には、6~7月に送付しています。上記の指定年齢以外の人で健康チェックリストを希望する人は地域包括支援センターまで連絡してください。

問合先:地域包括支援センター
【電話】53-2265

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