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広報さばえ 令和3年1月号 通常版

ふるさと散歩道

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福井県鯖江市

鯖江市に関する郷土資料などを紹介します。ふるさとの歴史を散歩しているような気分でご覧ください。

◆第312回 ー通史編現代(20) 姉妹都市ー鯖江藩立藩300年ー
令和2年は享保5年(1720)の鯖江藩立藩から300年目の節目の年でした。
鯖江藩主間部家の祖は江戸幕府6・7代将軍家宣(いえのぶ)・家継(いえつぐ)に仕えた間部詮房(まなべあきふさ)です。詮房は能役者から大出世して高崎藩主(群馬県)となった一方で、8代将軍吉宗の人事で村上藩(新潟県)に居城を移されたうえ、詮房没後に跡を継いだ弟の詮言(あきとき)は鯖江へと左遷され、築城も許されませんでした。
さて、詮房最期の地となった村上藩は北に三面川(みおもてがわ)が西流して瀬波港に流れ込み、南に連なる丘陵が防護壁の役割を果たす戦国以来の北越の要地でした。詮房入城前には本多忠勝の孫の忠義(ただよし)、結城秀康の孫の松平直矩(なおのり)のほか、5代将軍綱吉の側用人松平輝貞(てるさだ)など譜代・親藩が統治していました。
間部家が村上藩主であったのは3年間でしたが、鯖江に移った後も村上を忘れることはなく、7代藩主詮勝(あきかつ)は、詮房の100回忌に御霊屋(おたまや)のある浄念寺に日本一大きな白壁土蔵造りの本堂を建立しています(重要文化財)。
そして、昭和56年(1981)に鯖江市と村上市は「姉妹都市」となり、今なお文化・教育・産業面での交流が続いています。
(文化課 藤田彩)

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