ユーザー登録
文字サイズ

桜満開プロジェクト 自分たちのまちを自分たちの手でー

1/38

福井県鯖江市

東陽中学校1年生が企画した校区内を桜で彩るプロジェクト。このプロジェクトの始まりは、総合的な学習の時間に1年生を対象にとったアンケート。「自分のまちを好きですか?」と聞いたところ、なんと生徒の約90%が「好き」と答えました。また「まちの魅力は何ですか?」という問いの答えに多かったのが「景観」。この豊かな景観を未来につないでいくために生徒たちが導き出した答えが「桜を自分たちで植樹し、桜並木を作りたい」でした。
今後もこのプロジェクトは継続し、小学校や公民館などに植樹を行っていく予定です。

◆10/2、まちづくりのプロに聞く
地域おこし協力隊の木村共宏さんは「東陽中学校区にはたくさんの魅力がある。その魅力を生かすためには知ってもらうこと。次に魅力をアップすること。そしてファンになってもらえるようにアピールしていくことが大切。最も大切なのは30年後を考えたまちづくりをしていくこと」と生徒たちに伝えました。

◆12/6、市長に桜植樹を提案
桜並木の実現にあたり、関係各所などへの調整を市に要望するため生徒が牧野市長を訪問しました。生徒たちは「私たちは東陽中学校区が大好きです。今よりもっといいまちになるようにプロジェクトを進めていきます」とあいさつ。牧野市長は「鯖江市は皆さんの応援団です。市としても、できる限り皆さんの活動に協力します。頑張ってください」と答え、生徒たちの夢が一歩ずつ現実へと変わり始めました。
◇緊張したけど、市長さんに自分たちの気持ちを伝えることができてとても嬉しかったです!

◆12/22、植木のプロに聞く
小林農園の田畑善教さんに桜の木について話を聞きました。田畑さんは「愛情をこめてお世話するのが1番。植えたら終わりではなく、みんなで観察を続けてほしい」と話しました。

◆3/24、東陽中中庭への植樹
植樹式が行われ、高さ約4mのしだれ桜を同校中庭に植樹しました。同校の中心に位置するこの場所で今後20年、30年と桜が生徒たちの成長を見守ります。

◆3/26、莇生田スキー場への植樹
高さ約1.5mのしだれ桜40本を同スキー場に植樹。福井しあわせ元気国体・大会の開催200日前記念行事の一環として、はぴりゅうたちも駆けつけ、生徒たちは国体の成功と校区内の活性化を願いました。

▼Interview 生徒達のプロジェクトへの思い
▽桜は自分の好きな花だし、市の木でもあるので、桜を植樹することが決まった時は嬉しかったです。でも始まってみると植樹は思っていたよりも大変な作業で、特に莇生田スキー場は斜面への植樹だったので、重たい水を運ぶだけでも汗だくになりました。でも、今は自分の背丈と変わらない木が大きくなって花を咲かせる日を想像すると、とてもワクワクしています。
プロジェクトはまだ始まったばかり。今後も「桜のまち東陽」を目指して頑張ります。

▽最近、テレビや新聞で「地方の人口減少」という言葉をよく目にします。ですが、東陽地区には私たちが大人になってもずっと元気なまちであってほしいと思っています。そのために私たちの植えた桜が少しでも貢献できればいいなと思いました。
景観がよくなれば、観にくる人も増えてにぎわいが生まれると思います。自分たちの植えた桜が満開に咲いて、桜並木が広がる、その下に集まってみんなでワイワイお花見ができる日が待ち遠しいです。

▼Interview 総合的な学習をとおして
▽東陽中学校前の堤防には、僕が北中山小学校6年生の時に植えた紫陽花があります。登下校で前を通ると気になって覗いて、紫陽花が咲くのをとても楽しみにしています。これからはその楽しみが増えるのでとても嬉しいです。
花が咲いているのをみるとみんな自然と笑顔になりますよね。何年かしたら東陽地区が僕たちの植えた桜でいっぱいになります。その桜を見た人が笑顔になって、笑顔でいっぱいの東陽地区になってくれたら嬉しいです。

▽プロジェクトを行うきっかけとなった「総合的な学習の時間」。この学習は教科横断的な知識や技能を活用し、総合的な思考力を養うことを目指しています。
今回のような具体的アクションを行うためには、関係各所への調整など地域の多くの皆さんの協力が必要不可欠です。将来にわたるまちづくりそのものへの貢献はもちろんですが、この活動を通して、地域と学校が協力して生徒の成長を見守るコミュニティになってほしいと願っています。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル