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広報さばえ 平成31年2月号 通常版

ふるさと散歩道

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福井県鯖江市

第 2 9 1 回 鯖江の近代史と歩兵第 36 連隊(39) ー射撃場と練兵場ー

戦後まもなく、国有地の練兵場(れんぺいじょう)(丸山町・吉江町・杉本町・糺町付近)や射撃場(鳥羽3丁目・東米岡1丁目・つつじヶ丘町)は戦災者・復員軍人・引揚者らの入植地となります。
しかし、約50年もの間、兵士が踏み固めた土地は痩せ、畑の開拓は困難でした。さらに国は土地売り渡しの条件として8年以内に8割以上を開墾することを課しており、赤字が続く事業者は再び土地を手放さざるを得ませんでした。
昭和30年代半ば、国が買い戻した丸山町・琵琶山の約1万2千坪の土地は眼鏡工業団地となります。終戦当時、眼鏡産業は軍需工場への転用や人手不足による休廃業で停滞していましたが、ようやく「眼鏡のまち」として勢いを盛り返し始めたのです。
同じ頃、射撃場跡地と吉江町は自衛隊の誘致に動き出します。結果、自衛隊駐屯地は吉江町に決まり、吉江町の民有地を市が買い上げ、国有地の射撃場跡地が市に払い下げられました。
こうして、練兵場や射撃場跡地は産業の復興とともに生まれ変わり、人々が力強く前身する原動力となったのです。
(文化課 藤田彩)

鯖江市に関する郷土資料などを紹介します。ふるさとの歴史を散歩しているような気分でご覧ください。

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