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広報さばえ 平成31年2月号 通常版

女性活躍

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福井県鯖江市

女性活躍のまちとして世界的な評価を受ける鯖江市。創業塾を経て企業した地域に活力を生み出す女性経営者を紹介します。

◆リユースの心を地域につないでいきたい
「学生服リユースショップ ゆずりん」 浅野照枝(あさのてるえ)さん
「退職後は社会に役立つことがしたい」、勤めていた福井県赤十字血液センターで献血に来られる人たちの「奉仕の心」に触れることでそう感じるようになりました。そして退職後のある日、テレビ番組で学生服リユースを事業としている企業があることを知りました。今の学生服は生地が丈夫であり、傷みがほとんどない状態で卒業を迎えます。これを買い取り、安価に提供すれば、子育て世代の家計の助けになるのではないかと考えました。そこで起業を決意し、新聞で目にした市と商工会議所が開く「創業塾」を受講したのです。同塾でさまざまなアドバイスをもらい、自宅の1室を店舗にして、平成29年3月に開業することになりました。店名は「ゆずりん」。譲り合いの気持ちという意味が込められています。
開業から2年。知り合いや利用者からの口コミなどにより、商品も集まりさまざまな要望に応えられるようになりました。「学校帰りに自転車で転んでズボンが破れた」と親から相談があり、その日のうちに商品を提供することもできました。サイズが合わなくなったという理由だけでなく、このような急なご相談にも対応しています。必要としている人に必要としている物を安価に提供できることが私の喜びであり、生きがいにもなっています。
現在は小中学校の標準学生服、カッターシャツ、体操服、柔道着を扱っています。大切に使われた制服などをこれらからも必要としている人につないでいきたいと思います。

◇女性の創業希望者はどれくらいいるの?
創業を希望する人をサポートする創業塾。女性の受講者も年々増加しています。女性の活躍は社会や地域の活性化を促します。

◆感謝の心を次の人たちに
「こっしぇるん。」 上嶋睦美(うえじまむつみ)さん
「飲食業をやりたい」は若い頃からの夢。だから調理師免許を取り、コーヒーのドリップなども勉強しましたが、起業という一歩を踏み出せずにいました。
そんな私の背中を押してくれたのは、OCサミットに参加する女性たち。彼女たちの考えを聞く中で、自分もやりたいことを今すべきだという気持ちになりました。子育て中に地元鯖江の人たちに助けられたこと、前職で野菜の生産者の声を聞く機会があったことから「地場産野菜を使い、鯖江をPRできるような飲食店」がしたいと考えました。夢を適切な形にしたいと思い創業塾に参加。同塾の先生の「待っているだけではダメ」という助言から、キッチンカーを購入し、イベントなどでの販売を始めました。現在は、文化の館のカフェで地場産野菜を使った料理を提供しています。
多くの人たちの支えにより今の私がいます。私も誰かの夢をかなえるために店を使用して欲しいと考え、貸し出しもしています。鯖江と鯖江に住んでいる人の応援をしていきたいです。

◆花の持つ素晴らしさを伝える拠点でありたい
「Flower Rose(ロゼ) 」 原亜紀(はらあき)さん
「フラワーデザイン」とは、植物の個性豊かな造形表現。県内での認知度はまだ低いですが、国家資格や世界大会もある分野です。私が花の仕事をしているのは「花が好き」だから。花は知れば知るほど奥深く、勉強のためにブライダルや葬儀など花を扱うさまざまな分野の仕事を経験しました。その間、フラワー装飾技能士1級を取得し、大会では福井県知事賞を受賞しました。
自分の店を持つに当たり、経営のノウハウを勉強しようと創業塾に参加。3年前に開業しました。好きなことが仕事になり毎日が充実しています。皆さんに助けられて日々奮闘しています。
花を売るだけでなく、生産者の苦労や贈る人、受け取る人、その場に合わせて花をとおして気持ちを伝えるのが私の役目であり、この店の役割と考えています。現在も自分の技術向上のため日々勉強を続け、2月に京都で開催される「日本フラワーデザイン大賞2019」にも出場します。地域でフラワーデザインの魅力や技術を教えながら、この店が花の持つ素晴らしさを伝える拠点でありたいと思います。

問合先:市民まちづくり課
【電話】53-2214

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